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保険の先進医療特約とは?つけるべき必要性と注意点について

   

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保険に加入するときに、多くの医療保険やがん保険には「先進医療特約」という特約をつけることが出来ます。特約の保険料は100円ぐらいと非常に安いので現在加入中の方も多くの方がつけているのではないでしょうか。

 

結論から言うとこの特約は「絶対つけた方がいい」です。今回はその理由と、特約をつける時の注意点について説明していきたいと思います。

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先進医療とは

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先進医療とは、厚生労働大臣によって定められている「高度な医療技術を用いた最先端の医療行為のこと」をいいます。平成28年3月1日現在では117種類が定められています。

 

先進医療の技術料は全額自己負担

先進医療は保険診療になる前の検証中の医療行為であるため全額が自己負担となります。そのため、技術料が300万円かかることもあるのです。

具体的には下記のようなものがあります。

技術名目的平均入院日数年間実施件数自己負担額
重粒子線治療固形がん12.11889308万円
陽子線治療固形がん133012268万円
自己腫瘍・組織を用いた活性化自己リンパ球移入療法がん3.317158万円
樹状細胞及び腫瘍抗原ペプチドを用いたがんワクチン療法がん2.4102105万円
凍結保存同種組織を用いた外科治療感染症回避57.82083万円
自家嗅粘膜移植による脊髄再生治療脊髄損傷33175万円
腹腔鏡下広汎子宮全摘術子宮頸がん12.74173万円
多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術白内障1.2987754万円

参考:「平成27年6月30日時点で実施されていた先進医療の実績報告について」より抜粋

 

このように、自己負担となるため高額なものが多くなっています。また、技術料はそれぞれの病院によって異なってきます。

 

技術料が高額なのに特約の保険料が安い理由

ではなぜ、高額な技術料がかかるのに特約は100円ぐらいと安いのか疑問に感じた方も多いのではないでしょうか。その理由は「とにかく受けることがほとんどない」からです。上記の表の年間実施件数でも分かるかと思います。

 

このように、利用する人も少ないという理由から保険料そのものも安くなっています

 

先進医療特約をつけるべき理由

では、使うことがほとんどないのに、特約をつけることをおすすめする理由についてです。

保険料が安くコスパ最強である

本当にタイトルそのままなのですが、先進医療特約は本当にコストパフォーマンスに優れていると思います。

普通に考えて、毎月100円ぐらいの保険料で万が一の時は300万円の医療行為を受けられるのは凄いことです。

もし、がんになって治療方法に先進医療を勧められたとしても、この特約をつけていなければあまりにも高額なので先進医療を選択肢に入れるのも難しいのではないでしょうか。

 

そういったことから、万が一のために備える「本当の意味での保険」として加入する価値は高いでしょう。

 

先進医療特約に関する注意点

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最後に、この特約をつけるときに注意したい事について説明していきます。

医療保険につけるか、がん保険につけるか

先進医療は、単体での保険が現在のところないため、医療保険やがん保険に特約としてつけることが必要となります。その時に、どちらもつけるという方法もありますが、どちらか一方につけるとした場合は、「がん保険につける」ことをおすすめします。

 

というのも、がん保険につける場合は「がん先進医療特約」となるため、がんに関する先進医療しか保障されませんが、上記の表で紹介したように高額なものはがんに関するものが多いからです。

 

私もしていますが「保険料も安いし念のため両方」というのも悪くないと思います。その場合は、医療保険とがん保険の保険会社は違う会社で選ぶようにして下さい。ただ、保険会社によっては重複受け取りがダメな場合もありますので加入前に確認しておくことをおすすめします。

 

必ず終身型で!更新型の特約はおすすめ出来ない

先進医療特約は主に、「終身型」と「10年更新型」の2つのタイプがあります。

 

終身型は名前のとおり、死ぬまで(契約をしている限り)保険料が変わることはありません。そのため、現在100円ぐらいの先進医療特約に加入していれば今後も変わらないということになります。

 

10年更新型であれば、現在が100円であっても10年後は保険料が変わる場合があります

 

ここで、過去5年間の先進医療の実績を確認して下さい。

※それぞれ6月30日時点で実施された実績となります。
例えば、平成23年とは「平成22年7月1日~平成23年6月30日」のことをいいます。

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参考:「平成27年6月30日時点で実施されていた先進医療の実績報告について」より数字抜粋

 

上記のグラフをみると、先進医療を受けている患者数は年々増加しているのが分かると思います。これから更に利用者が増加していけば、保険会社も先進医療の支払いが多くなり値上げをせざるを得なくなります。そういった点から、「終身」での特約加入をおすすめしています。

 

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