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老後資金対策には「確定拠出年金制度」がおすすめ

      2017/08/24

rougookane

将来の老後資金について準備しているものはありますか?

老後資金の対策としてあげられるものには「個人年金保険」や「(貯蓄代わりの)終身保険」などがあります。

その中で、私も利用していますが「確定拠出年金制度」というものをご存知でしょうか?

節税面でのメリットが多く、ぜひ知ってもらいたい制度になりますので紹介していきます。

 

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確定拠出年金とは?

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確定拠出年金制度は、アメリカで老後資金対策として人気が高い「401k」という制度を参考に日本が2001年10月から始めた制度のことをいいます。

そのため、確定拠出年金制度は別名「日本版401k」とも呼ばれます

ちなみに、401kとは、アメリカの税金の制度を定めている「内国歳入法(IRC)」という法律の「401条k項」にルールが追加されたことからそのように呼ばれています。

 

確定拠出年金制度のはじまりの背景

近年の少子高齢化は急速なスピードで進んでおり、現在働いている世代が納めている保険料を高齢の世代の年金に充てるという「世代間扶養」の原則は追いついていくことが難しくなってきました。

また、日本の雇用形態として特徴的だった「終身雇用」という考え方も大きく変わり、「転職」も当たり前のように行われるようになっています。

そこで、老後資金である退職金や年金についての制度のあり方が注目されることとなり、確定拠出年金制度が導入されることとなりました。

確定拠出年金が注目された理由としては、このような時代背景にも対応できるような特徴である「自分の老後資金は自分で管理する」という考え方があったからです。

 

確定拠出年金と確定給付年金

「確定拠出年金制度」と大変似たような名称で「確定給付年金制度」というものがあります。

日本国内の20歳以上60歳未満すべての人が加入する「国民年金」や、会社や法人で働いている人が給料から天引きされている「厚生年金」などはこれにあたります。

 

これらの違いを細かくしてみていくと…

 

「確定給付年金制度」「給付」される「年金」「確定」している制度。

将来「もらえる」「年金」の額は、給料の額や勤務期間などによって「決まっている」制度となります。

 

「確定拠出年金」「拠出」する額が「確定」している「年金」制度。

「出す金額(掛け金)」「決まって」おり、将来もらう「年金」の額を自分で運用出来る制度となります。

 

こじつけっぽくなりましたが、比較すべきところは「給付される(もらえる)額が決まっている」か「拠出する(出す)額が決まっている」かのところです。

そして、確定拠出年金の大きな特徴は、拠出する額を元に自分で運用する必要があるというところです。

 

お得な確定拠出年金をきっかけに投資デビューしよう

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なぜ、401kがアメリカで人気が高い制度なのかというと、「転職や独立した場合でも資産(年金・退職金)をそのまま移せること」「税制上のメリットが豊富なこと」「(国民が投資や経済に詳しいアメリカでは)自己責任の運用が好まれること」などの理由があるからです。

残念ながら日本では、投資についての教育が遅れているため、「自己責任の運用が好まれること」という点で「確定拠出年金制度」はあまり知られていない制度です。

ただし、日本でも少しずつですが投資に力を入れていき、「NISA(少額投資非課税制度)」を始めとして投資に興味を持つ人が増えていくようになりました。

本来ならば、お金を管理していくうえで「貯蓄」「節約」「投資」はバランス良く行うのが好ましい考え方です。

特に、その中の「投資」については無関心な方が多いのでぜひ、税制面でのメリットに優れた「NISA」や「確定拠出年金制度」から興味を持って投資デビューすることをおすすめします。

 

確定拠出年金の2つのタイプ

確定拠出年金には、「企業型」と「個人型」の2つのタイプがあります。

大きな違いは、勤めているところや勤めようとしているところに確定拠出年金制度があるかないかで変わってきます。

制度があれば「企業型」になりますが、制度がなければ自分で「個人型」に加入する必要があります。

どちらにしても、独立や転職する際にはそれまでの年金資産は持ち運びが可能です。

企業型

事業主(会社や法人)が運営管理機関(銀行や証券会社)に掛け金を拠出するもので、従業員は加入者となります。

つまり、従業員は事業主に出してもらった金額を元に、加入者として運用していくものです。

企業型は、運営会社(銀行や証券会社)を事業主が決めることになるので、従業員はその運営会社にある商品(投資信託や預金)の中から選んでいく必要があります。

個人型

自営業の方や企業型の制度が無い方が自ら掛け金を拠出して運用していくものです。

つまり、個人として自分で出した金額を元に、自ら運用していくものです。

個人型は、運営会社(銀行や証券会社)を自分で決めることが出来るので、運用したい商品(投資信託や預金)を元に運営会社決めることが出来ます。

ちなみに、私が勤めている会社には確定拠出年金制度がないので「個人型」で運用をしています。

運営管理機関は手数料、商品数などさまざまな点で優れているSBI証券での運用を行っています。
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確定拠出年金の特徴と魅力

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今回の記事では、確定拠出年金がどのような制度なのかを説明してきました。

確定拠出年金を簡単にまとめると以下のような特徴や魅力があります。

 

拠出額(掛け金)は全額が所得控除

運用によって得られた利益は全額が非課税

複利運用(得られた利益を含めて再投資)できる

運用後は「退職金」もしくは「年金」として受け取れる

退職金として受け取る場合は「退職所得控除」が受けられる

年金として受け取る場合は「公的年金等控除」が受けられる

転職や独立をしても年金資産の持ち運びが可能

自己責任の年金制度であること

老後資金の制度なので原則として60歳まで引き出し不可

 

今は難しい言葉もあり、よく分からないと思いますので、今後の記事で説明していきたいと思います。

 - 年金, 資産運用